Winny（P2P）による機密情報や個人情報の漏洩事件が急速に増加しています。
Winny検知対策では、情報漏洩の原因とも言えるWinnyなどのファイル共有ソフト（P2P)の利用を阻止・無効化し、情報漏洩を未然に防ぐ対策です。

Winnyとは、ファイルを共有するための無料ソフトウェアです。
インターネットでつながったWinny同士でファイル（動画・写真・音楽・ソフトウェア）の共有を行い、自分の持っているファイルを公開してダウンロードしてもらったり、自分が欲しいファイルを検索して手に入れることができます。こうした背景には、著作権を無視して市販の映画・CD・ソフトウェアなどを公開する人が多くなり、著作権侵害容疑の逮捕者が出るようになりました。

Winnyでは、指定したフォルダの内容だけを公開することができます。しかし、特定のウィルスに感染してしまうと、この公開フォルダに入れていない情報がWinny上に公開されたり、勝手に公開フォルダにデータが入ったりするため、個人情報や機密情報の流出につながってしまいます。ウィルスは、Winnyを使ってダウンロードしたファイルに仕込まれていたり、ファイルそのものを装っていたりします。感染すると、デスクトップのファイル情報や開いていた機密情報などをWinny上に公開してしまう恐ろしいウィルスです。 情報流出問題の多くは、このWinnyを介して感染するウィルスが原因なのです。

自分で行える対策方法

Winnyをパソコンから削除する
仕事とプライベートでパソコンを共有している場合、Winnyなどのファイル共有ソフトは使用厳禁。Winny以外を経由して感染する暴露型ウィルスも次々登場しています。ソフト削除後も引き続き別のウィルス感染に注意して下さい。

最新のウィルス対策ソフトの導入
ウィルス対策ソフトの有効期限は切れていませんか？ウィルス対策ソフトは、自動的に最新ファイルにアップロードする機能を有効にしておくと便利です。また、たとえWinnyをインストールしていなくても、ウィルス対策ソフトを導入していないパソコンであれば絶対にインターネットに接続してはいけません。

Windowsは常に最新に保つようアップロード
インターネット上の脅威からパソコンを守るためには、Windowsを常に最新の状態に保っておくことが大切です。 WindowsUpdateの自動更新を有効にしておきましょう。

個人情報やID・パスワードを保存しておかない
デスクトップにID・パスワードを保存したファイルを置いていませんか？
インターネットバンキング口座番号、オンラインショップの会員番号、プロバイダの接続ID・パスワードなど、他人に知られたら困る情報をパソコンで一括管理している方は、多少面倒でも、紙媒体での保存などに変更しておきましょう。